2021.09.28

嫌だった仕事

投稿者まだ使える杵柄

就職したての頃、嫌な仕事の一つに鉄筋の出来形写真がありました

就職したての頃(まだ昭和の時代)、嫌な仕事の一つに鉄筋の出来形写真がありました。たいてい1人でやっていたので、なおさらだったのかもしれません。

ピッチのきれいな箇所を探して、テープロッドを固定。ニールホースやカラーマグネットなどのマーカーをつけて、黒板の設置場所を決めて、周辺に変なものが映らないか確認した後に、シャッターを押す。

時にはマーカーを落としてしまい、手が届かなかったり、狭くて入らなかったり、回収に四苦八苦することもあったりして。

構造物によっては、似たような写真を何枚も撮る必要がありました。 特にRC橋の連続床板などは、似たような鉄筋が何種類もあり、想像するだけでもうんざりしました。

IT技術の進化とCIM標準化の未来

当時、鉄筋の出来形写真は必須の業務ですが、面白味もやりがいも感じられない仕事でした。

でも今の時代、デジタル写真を1枚撮るだけで、ITの力を借りて画像処理により配筋の出来形が分かる技術が開発され、実用化され、さらに進化を見せています。

今後、CIMが標準化されると、各種数量算出も昔のような手計算をする必要がなくなります。

いい時代になってきましたね。

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