2021.10.05

働き方改革のお話です

投稿者まだ使える杵柄

建設業の働き方改革

建設業でも働き方改革として、2024年度までに中小企業においても次のような規制をクリアしなければなりません。

①労働時間の上限規制(原則、月45時間かつ年360時間)

②正規・非正規社員の同一労働同一賃金

③月60時間超の時間外割増賃金率引上げ

年5日以上の有給休暇消化については、すでにほとんどの企業が実施しているようですが、労働時間、賃金については少子高齢化による人材不足の環境下で、理想的な状態に持っていくのはかなり難しそうで、ICTの進化、推進による生産性の向上等を期待するところです。

昭和時代の働き方

今は、建設業の働き方もかなり改善されてきていると思われますが、私が就職した昭和の時代は、土曜日は休日となっておらず、忙しくなると日曜日も出勤ということがままありましたが、代休など存在したかも知りませんでした。

また、設計変更が多く、そのための書類作りで夜中の2時、3時まで残業し、朝7時には起きて現場へというような状態が1か月以上続くようなこともありました。 当時は、それが特に異常だとも思わず、会社を辞めようと思ったこともありませんでした。その分飲みに連れて行ってもらうことも多く、ある意味、良い時代でもありました。

夜間工事で、たまたまその筋の方たちの詰め所が近くにあり、一騒動ということもありましたが、一番きつかったのは、国道のメンテナンスの工事を昼夜で行った時でした。

期間は1週間でしたが、昼間工事と夜間工事の間に各1時間ほどの仮眠しか取れず、その間合計10時間程の睡眠でした。当然睡眠不足で、早朝の車の運転はそれこそ“ヤバかった”ですね。よく無事で済んだと、今でも忘れられません。

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