60の手習い
50(歳)の手習いという諺がありますが、60(歳)の手習いでBIM/CIMに取り組んでいます。
BIM/CIMとはBuilding /Construction Information Modeling、Managementの略です。
国交省ではR5年度から小規模工事を除いて原則適用としていますが、聞きなれないという方も多いかと思います。
i-Constructionの根幹をなしており、ICTとも密接に関係しています。
その概要は、工事情報を3次元化・デジタル化することで関係者間のデータ活用・共有を容易にし、事業全体における一連の建設生産・管理システムを効率化することで生産性向上をもたらすというものです。
具体的にいうと『二次元CADデータでは機械化施工ができないが三次元ならICT施工に使える』、『二次元図面だと完成した状態を把握するのは難しいが、三次元図面だと完成形状を目視で確認でき、経験の浅い技術者にとっては大きな助けになる』
ということです。また、施工シミュレーションによる施工途中段階の状況確認、構造物同士の干渉や施工の難易度などの事前確認も可能で、さらには、切盛土、コンクリート、鉄筋などの数量を自動で計算し、数量表まで作成してくれます。
このBIM/CIMにより、機械化施工、完全週休2日制、所得アップなど、建設業の明るい未来が見えてくるとの期待も持たれています。
ということで、あたし自身の60(歳)の手習いの状況ですが、目的や機能の異なる5種類のソフトで四苦八苦しています。ソフトによってマウスの使い方が違うし、メニューの数が膨大、覚えたそばから忘れていく・・・等々。
かなりハードルが高いですが、少しでも建設業の将来に貢献できればと頑張っています。
若い人の対応能力がうらやましいと思う今日この頃です。