公共工事の積算、今とひと昔前とでは違っています
私が業界に入った頃は公共土木積算を手計算でやるのが一般的で、積算システムを持っている会社は少なかったのですが、徐々に導入する会社が増えていき、遂に在籍していた会社も導入し私も使えるようになりました。
積算システム導入前、年度初めがとにかく大変で黄本(積算基準書)緑本(機械損料表)物価本を見ながら手計算で良く使う歩掛表を作成もしくは修正し、一覧表にまとめていました。
また本気で落札をしに行く案件が出た時は、作成しておいた歩掛だけでは足らないため、黄本・緑本・物価本・業者から集めた資材単価表を見ながら電卓片手に、夜な夜な積算をするというのが日常茶飯事の時代です。
そんな苦労時代から少しして使い始めた積算システム、年度初めの過酷な作業が無くなり本当に助けられました。
それでも当時の積算システムには入っていない歩掛も沢山ありましたので、積算に必要な書籍と電卓は欠かせませんでしたが…。