優良工事表彰の対象になるには
現在、優良工事表彰の対象になる為には、工事成績評定点を良くする事が重要と言われています。
工事成績評定点が高いということは、提出書類の出来も良いという事です。
私が施工会社に勤めていた頃は、「とにかく工期までに仕上げる」「書類もあまり手の込んだものを作ると前例となってしまい、以後大変だから程々に…」と言われていました。
当時はそこまで競争が激しくなかったので、発注者への提出書類作りも自社だけ目立つ内容は控えていたぐらいです。勿論そんな姿勢では優良表彰に縁がないに決まってますよね。
やはり表彰とるなら、他社と如何に差別化できるかがポイントになります。
工事成績評定についてはどの項目も重要ではありますが、表彰の観点で言うと安全衛生管理が重要なのではないでしょうか?
安全活動、安全教育の充実、安全衛生管理の向上に対する貢献が認められれば、工事成績評定点の向上だけでなく、安全管理優良請負者表彰の対象にもなりますので。
NETIS登録技術の活用
私が総合評価方式対策として技術点の管理に携わっていたのは、制度が始まって初期の頃でした。
当時はNETIS技術活用の評価点が高かったこともあったので、材料関連、工法関連、システムなど多岐にわたる新技術を活用していました。
いわゆるコストをかけて技術評価点を買っていたようなニュアンスですかね。
現在に至っても、当時よりも点数が低くなってしまったものの、「NETIS登録技術の活用」の提案が有効と認められれば加点対象になりますし、創意工夫に繋げるという意味でもNETISの活用は有効な手段ですよね。
年々登録される新技術、全部を把握することはできないですが、現場にあった技術の情報を常にストックしておくことで、入札時も素早く対応できるのではないでしょうか?